もし青春18きっぷで旅行中に列車が不通になったら 1
1 はじめに
「青春18きっぷ」は、普通列車にしか乗れない反面、安く旅ができるということで、鉄道マニアだけではなく、節約術として広く一般の人にも利用されている。しかし、旅行はいつでも順調に行くとは限らない。青春18きっぷで旅行中、万一トラブルに巻き込まれたら、いったいどうすればいいだろうか?ただでさえ、事故対応の悪さが有名なJRのことである。平成20年9月7日(土)、私が東北本線東仙台駅から東京を目指した旅行で、体験したことをこれから紹介しようと思う。 なお、文中で、駅名(ほとんどが東北本線の小さな駅)は「○○駅」と表示する。また、「○○M」というのは列車番号といい、1本1本の列車に付けられた番号で、時刻表にも掲載されている。特急には例えば「踊り子101号」という名前があるが、普通列車にはこのような名前がないため、列車番号をそのまま表記する。時刻表を見ながら読んでいただければ幸いである。
2 仙台での人身事故
14:40、私は今日の日付が入った「青春18きっぷ」を持って、東仙台駅にいた。この駅は有人駅だが、この時間係員は「休憩中」で、窓口は閉まっている。「みどりの窓口」上に電光掲示板があり、「東北本線は14時15分頃発生した、名取駅―館腰駅間の人身事故のため、上下線で運転を見合わせています。」との情報を流している。とりあえず、仙台までは行けるようなので、14:50発1566M仙台行きに乗った。車内放送では、「お乗換えのご案内です。東北本線上り福島行きは15:02発です。」と平然と言っている、車掌は事故情報を知っているはずなのに、である。JRの事故対応のまずさは変わっていないな、と感じた。
14:56、定刻に仙台駅着。駅の放送は、「東北本線不通」の案内を繰り返している。開通予定は15:20頃とのこと。私は本来、仙台15:02発586M福島行きに乗り継ぐ予定だったが、ホームにはまだ出発できない14:29発584M福島行きが停まっていたので、これに乗り込んだ。車内には大勢の乗客がいて、大きな荷物を持った長距離の「青春18きっぷ」利用と思われる人も多数いた。この人たちは、すでに長い間ここに足止めされているのだろう。
そして15時過ぎ、「586Mは本日運休します。」との放送が流れた。「この列車は、スーパーひたち54号(15:15発)の後、すぐに発車します。」との案内放送があり、仙台を出発したのは結局15:45頃だった。定刻から約1時間20分遅れだった。
列車は福島駅に到着すると、そのまま「福島16:28発2148M黒磯行き」に看板を変え、すぐ発車した。大半の乗客が福島で降りず、そのまま乗り続けたので、青春18きっぷで首都圏を目指す乗客が相当いるのがわかった。この2148Mは、本来は運休した586Mから接続する列車で、多分、普段は586Mの車両がそのまま2148Mに変わる手はずなのだろう。この列車の福島発車は17:05頃だったので、2148Mとしてのこの時点の遅れは約40分である。続く
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